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家づくりのこと

2021.06.21

お家づくりがもっと楽しくなる!建物ができるまでの流れ その1

皆さんこんにちは!
おかげさまで創業72年。
自然素材・木の家専門店 田中建築株式会社
アドバイザーの柿澤幸江です。

 

先週の飯綱は雨が続きました。

霜などの影響もあり、今年はリンゴが不作かもしれない。とのこと、、、

悲しいですね。

 

今回は建物ができるまでの流れ その1です。

お家の図面がきまり、いざ工事開始!となってから、実際にお家が完成するまで、一体何がおこっているのでしょう。簡単にですが、一般的な流れをご説明させてください。

長くなってしまうので、今回はお家の基礎が出来上がってから上棟を迎えるまでの解説です。

 

まず準備から。現場で工事が始まる(着工)前からお家づくりは始まります。例えばお家の骨組みとなる柱や土台、桁などの木材(構造材)の加工です。

1か月前ごろ、プレカット工場へ構造材の発注がされます。昔は大工さんが一つ一つ手作業で木材の加工をしていました。かなり凄い技術です。最近は機械化が進み、予め構造材の大部分の加工をプレカット工場で行います。工場で加工するようになり、現場での作業が短縮され、施工の品質が確保されました。加工されたものは工事現場へ順々に搬入されます。

 

現地では、地盤調査が行われます。一般的な住宅の調査は、技術者1名が半日かかって行います。調査地点は建物が立つ予定の四隅と、中央の5点です。結果が出るのは1週間ほどで、地盤の強度が分かります。結果によっては地盤改良工事が必要です。

 

次に地縄張りです。建物の位置を確認するため、縄やビニールで建物の位置を地面に示します。建物が立つ位置が分かるので、お家づくりが始まったな!と実感できますよ。

また、職人さんが快適に作業できるように、仮設工事(仮囲い、工事用トイレの設置、水道・電気の引込)が行われます。

 

着工1週間前には丁張が行われます。ここからは基礎屋さんのお仕事です。工事で基準となる位置や高さを出します。

着工初日から基礎屋さんが大活躍です。大型重機で、基礎を作るために地面を掘削します。

さらに機械で地面を締め固めます。基礎の足元、建物の土台となる地面を平らに強くします。

次に基礎の正確な位置を墨で示していきます。

 

 

着工後1週間がたつと、基礎の型枠が作られ、配筋工事が行われます。型枠とは、柔らかいコンクリートを流し込んで形づくるための、木板や鉄板でできた枠のことです。基礎の形ごとに現地で基礎屋さんが型枠を組みます。

基礎はコンクリートでできていますが、強度を増すために鉄筋が中に入っています。基礎の形に沿って鉄筋を組み、検査機構の配筋検査を受けます。正しく型枠が組まれているか・配筋できているかどうかで、建物の強度が変わってしまいます。しっかりとした検査が大切です。

検査で品質が確保されたら、コンクリートの打設です。作り立てで柔らかいコンクリートを専門のトラックが運び、職人さんが力技で型枠に流し込んでいきます。

最後のひと手間として、上面を水平に仕上げれば、基礎の完成です。この仕上げによって建物が傾かずに済みます。

基礎屋さんと並行して、設備屋さんが水回りの配管工事を行います。床下や建物の周辺に上下水道の管を設置します。

 

 

基礎周りが終わったら、足場を組みます。建物の完成をイメージして足場は作られます。足場づくりは危険なため、資格が必要な作業です。足場が組まれると、お家が建つんだな!と実感できます。お家の外壁が完成するまで、足場は組まれたままの状態になります。

着工後1か月~2か月経つと、大工さんの出番です。

まず1階の床組として土台と大引きを設置します。床の下地の完成です。そこから上棟です。上棟とは、お家の骨組みを組み立てることです。建て方(棟上げ)ともいいます。クレーンを使って柱や梁など主要な構造材を組み上げる様子は圧巻です。だいたい一日でお家の骨組みが出来上がるので、びっくりしますよ!

 

以上が着工から上棟までに、何が行われているのかのご説明でした。

かなりの時間と人の手が加わってますね。

ぜひご自分のお家を作る際には現地に足を運び、実際に確認してみてください。

職人さんはすごいですよ!

 

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

少しでもお家づくりのお役にたてば幸いです。

次回もお楽しみに。

 

 

私たち田中建築株式会社は、
「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。

それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと
自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。

同じ志を持った協力業者と共に
お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

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