ブログBLOG
代表取締役 田中 慎也
2015.12.24
薪ストーブの選び方
こんにちは!
おかげさまで創業66年。
子育て世代のための自然素材・木の家専門店
田中建築株式会社 三代目 代表の田中慎也です。
自然環境に優しく心にやすらぎを与えてくれる薪ストーブ
ここ数年、薪ストーブへの注目が非常に高まってきました。
当社でも薪ストーブを入れる方が増えてきております。
東日本大震災の事もあり、自然環境に関心を深められた方も多くなったと思います。
ストーブを選ぶときのポイントはご自身のライフスタイルを
しっかりと把握しておくことです。
薪ストーブはスイッチひとつで動く便利な暖房器具ではありません。
プラス面、マイナス面をしっかり認識していただき
せっかく買った薪ストーブが使われないまま放置されているなんてことがないように
していただければと思います。
「薪ストーブは家全体を暖める」と言われています。
しかし、薪ストーブで家全体を暖めるには着火してから2~3時間必要です。
もし家族が、朝6時に起きて7時半には全員出掛けてしまうという生活パターンだと
薪ストーブでは即効性がありません。
こうしたご家庭で薪ストーブを楽しみたい場合は、
他の暖房器具との併用することをおすすめいたします。
すっかり家が暖まったら薪ストーブだけにすればよいのです。
炎を眺めながら数時間すごすだけでも薪ストーブの良さは実感できるはずです。
次に薪ストーブの選び方ですが、日本で売られている薪ストーブも様々で
輸入品から国産まで含め数百種類もあります。
本体価格も数万円から百万円以上と、千差万別です。
では、どのような視点で選ぶのがよいのでしょうか?
それは、アフターメンテナンスのしやすさです。
有名メーカーの輸入ストーブの場合アフターパーツの管理が非常にしっかりしています。
本体がモデルチェンジなどで製造中止になっても7年間は部品を作り続け常時在庫しています。
さらに代理店はそのパーツをストックしておきますから、
品切れという事態はまずおこらないはずです。
逆に安価な薪ストーブ場合は、アフターパーツが製造中止になり
メンテナンスが出来なくなってしまいます。
そうなった場合は新しい物に買い換えるしかありませんが、
高価な薪ストーブを買ってメンテナンスしながら長く使うか
安価な薪ストーブを買い換えて使っていくのかはそれぞれの価値観になると思います。
ただ、安価な薪ストーブを販売しているお店は取り付け工事はやってくれません。
自分で取り付けるかお金を払って業者に頼まなければなりません。
次に煙突についてです。
薪ストーブの命は、他でもない煙突です。
煙突の設置が悪いと、高価な薪ストーブでも上手く燃焼させることができません。
煙突は大きく分けてシングル煙突と二重煙突があり、現在では断熱二重煙突を使用するのが主流です。
シングル煙突の場合タールやススがこびりつきやすいということがあります。
薪ストーブの煙にはススやタールといった残留物が含まれています。
煙突内で煙が急に冷やされるとこのススやタールが煙突内にこびりつきます。
これらが貯まると煙突詰まりを起こし、場合によっては引火して煙突火災を引き起こすこともあります。
シングル煙突の場合、こまめに清掃することが大切です。
煙突そのものの構造も大切ですがそれ以上に大切なのが煙突の形状です。
煙突はできるだけ真直ぐにするのが理想的です。
途中で曲がりがあると抵抗が大きくなり薪ストーブの排気性能を低下させます。
曲げた部分にススがたまりやすく、その分こまめな煙突掃除が必須となり、掃除もやりにくくなるからです。
次に薪ストーブを買おうとする人ならとても気になるのが薪についてです。
ひと冬にどのくらいの薪が必要で、いくらくらいかかるのか?
これは薪ストーブの大きさ、部屋の広さ、薪の種類、お家の断熱性等によって違います。
1日6時間使用で中型の薪ストーブだと大体一日で1~1.5束(1束6本~10本)程度は使います。
薪1束 500円とすると、
1日 500円~1000円。
1カ月 15000円~30000円。
使用期間を11月後半から3月前半の4カ月とすると ひと冬 6万円~12万円。
この数字でもあくまで目安にしか過ぎませんが高いか安いかはそれぞれの価値観です。
以上のことを踏まえながら、薪ストーブを選び、
快適な薪ストーブライフをお過ごしいただければと思います。
私たち田中建築株式会社は、
「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと
自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。
同じ志を持った協力業者と共に
お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。
関連ブログ
-
2024.11.06
寿司屋の大将はネタの産地を知っているが・・・。
こんにちは。 おかげさま…
-
2024.10.16
長野で家の配置を考えるときのポイント。
こんにちは。 おかげさま…
-
2024.10.11
長野の窓からの景色を毎日楽しむ 自由設計の家の喜び
こんにちは。おかげさまで…
-
2024.09.30
景色の悪い場所には窓をつくらない方がいい理由とは?
こんにちは。 おかげさま…
-
2024.09.20
家づくり 業界トップ1%への道 受け継がれた技術と新たな挑戦!
こんにちは。 おかげさま…
-
2024.09.12
高気密・高断熱の家は夏の日射遮蔽に気を付けて!
こんにちは。 おかげさま…
-
2024.09.11
古民家リノベーションの相談も承っています。
こんにちは。 おかげさま…
-
2024.09.04
長野市 実家リノベーションの魅力とは? 家族の思い出を残しながら、快適で現代的な住まいへ
こんにちは。 おかげさま…