ブログBLOG
家づくりのこと
2022.09.30
針葉樹と広葉樹の違い
こんにちは。
おかげさまで創業73年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
アドバイザーの増田です。
10月になり日の入りも早くなり、なんだか寂しい気持ちにもなりますね。さて、過去2回無垢床のお話をさせていただきました。1つはの樺桜、もう1つはパインです。それぞれ無垢床なのですが、違いがあります。それは針葉樹と広葉樹です。
針葉樹と広葉樹何が違うの?
木材の性質を話すとき「重い、軽い」「硬い、柔らかい」「強い、弱い」といった言葉を使いますがこのような性質の違いは樹種によって異なる細胞レベルの特性を把握することで理解が深まります。木にも細胞がありひとつひとつが積み重なって構成されますが、木目という木の表情も細胞組織によるものです。
細胞組織の違い!
針葉樹の組織は単純で、大半の樹種は90%以上が仮導管で占められています。仮導管とは水を根から樹幹を通して葉へ送る通路の事ですが、木そのものを支える役目も担っています。細胞の構成は非常に単純で配列は整然としています。広葉樹の組織構造は複雑で、細胞の種類が多いだけでなく、細胞ごとの機能も分業・専門化しています。水分の通り道は主に導管が、木を支えるのは主に木部繊維が担っています。
また養分の貯蔵機能をもつ柔組織といわれる組織も発達しています。
人間の身体に置き換えて、筋肉と血管がひとつになっているのが針葉樹、筋肉と血管がそれぞれ独立して別々の働きをしているのが広葉樹と考えると分かりやすいかもしれません。
針葉樹と広葉樹堅さの違い!
複雑な構造を持つ広葉樹は、針葉樹に比べ多様な性質をもつことになります。英語では広葉樹をハードウッド、針葉樹をソフトウッドと呼び、堅さで分類しています。これは木が含んでいる空気の量に関係しています。木を構成する細胞と細胞の間には、無数の孔=空気の隙間が空いていて、細胞と空気の隙間を空隙率 (クウゲキリツ)といいます。大半の広葉樹は空隙率が低い為、気乾比重(※)が大きく、木は重くなります。
逆に針葉樹は空隙率が高くなり、比重も小さく、木は軽くなります。
堅さの違いに関しては、空隙率の低い広葉樹は細胞の密度が高いため堅くなり、針葉樹は密度が低いため柔らかくなるという理由です。※気乾比重・・木材を乾燥させた時の重さと、同じ体積の水の重さを比べた値です。一般的に数値が大きければ大きいほど堅い木という事になります。
私たち田中建築株式会社は、
「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。
同じ志を持った協力業者と共にお客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。
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