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2022.10.03
針葉樹と広葉樹の違いその2
こんにちは。
おかげさまで創業73年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
アドバイザーの増田です。
以前針葉樹と広葉樹の違いについてお話致しましたが、実際の見た目や特徴に関してはどのような違いがあるのでしょうか?今回はそれについて説明させていただきます。
葉の違い
針葉樹と広葉樹を特徴づける一番の要素はその葉です。針葉樹は杉や松に代表されるように葉が針状にとがっているのが特徴で、その大半が冬でも葉をつけている常緑樹に分類されます。一方広葉樹は、平べったい葉をつけるものが多く、丸みを帯びたものからとがったものまで様々な形の葉をつけるのが特徴です。こちらは常緑樹と、秋などに葉を落とす落葉樹に分類され、前者にはスギやヒノキ、後者にはブナやナラ、サクラなどがあります。
年輪の違い
次に、年輪の違いについてです。前にお話した細胞や構成の違いも年輪にも大きく影響を与えます。針葉樹の場合は、濃淡がはっきりした年輪がみられます。その大半が仮道管から構成されている単純な構造です。
仮道管は細胞が死に、細胞壁だけが残ったものですが、細胞の成長する時期により仮道管の大きさは異なります。春から夏に大きく成長した細胞は太く夏目と呼ばれ、冬に成長する細胞は細く冬目と呼ばれます。この細胞の大きさはの違いが年輪として現れるため、針葉樹の年輪は濃淡がはっきりしています。広葉樹の場合は、環孔材、散孔材、放射孔材という道管の並び方の違いにより、年輪も大きく異なります。
散孔材は道管が細くランダムに散らばっているため年輪は淡いものになりますが、道管が太く規則正しく並んでいる環孔材の場合ははっきりした年輪が現れるという違いがあります。
用途の違い
広葉樹は一般的には、重くて硬いものが主流で強度がありキズが付きにくい材料といえます。靴を履いたまま生活する欧米では床材に重宝されてきました。椅子や机などの家具材にも多く使われています。
広葉樹はまっすぐ成長しない、加工しずらいとの事で長い木を取るのは不向きとされています。針葉樹は、軽くて柔らかい材料です。柱や梁といった建築の構造材に多用されています。造作、建具材にも多く使われています。
靴を脱いで生活する日本では、廊下などの床材にも使われています。ただ柔らかいので、キズが付きやすいのがデメリットではあります。
まとめ
3回にわたり針葉樹と広葉樹についてお話しました。針葉樹は約500種類、広葉樹は約20万種類といわれれおり、全ての品種がその特徴に当てはまるとは限りませんが、イメージは掴んでいただけたと思います。
私たち田中建築株式会社は、
「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です同じ志を持った協力業者と共にお客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。