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2022.11.05

日本の森林について

こんにちは。
おかげさまで創業73年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
アドバイザーの増田です。

日本は森林大国です。しかも森林には2つのタイプがあります。それは「育成林(人工林)ともう一つは、自然の力で育った「天然材」があります。

「育成林」は人が種をまいたり、苗を植えて、木を育てます。育てるながら、「間伐」と呼ばれる間引き作業もします。育成林は成長したら伐採して、木材を生産するための森林です。育成林は日本の森林面積の約4割を占めています。

もう一つの「天然林」は世界遺産や自然公園などの保護すべき森林です。なので、特に理由がない限りは木が大きく成長しても伐ることはできません。ただ山火事や台風などの気象災害や害虫などから森林を守るために、適切に人の手を入れる必要があります。天然林は、日本の森林面積の約5割を占めています。

そのほかに「無立木地・竹林」に分類されるものが約1割あります。

 

育成林は1000万ha、ほとんどが針葉樹林

日本の森林約2500万ヘクタールのうち、約4割に当たる約1000万ヘクタールが育成林です。育成林は木材生産のために、人の手で育てられている森林で、いわば木の畑です。植林から伐採まで、下草刈り、間伐、枝打ち等、人が手入れし管理しながら育てます。

日本の育成林のほとんどはスギ、ヒノキ、カラマツ、アカマツ、クロマツ、エゾマツ、トドマツなど、比較的成長が速く、建築用途に適した針葉樹林からなります。これらの多くは、第二次大戦後の復興期から高度成長期にかけて植えられたものです。戦後の荒廃した国土の再生等のため、また国土の保全や水源涵養(すいげんかんよう)を図ることができるとともに、建築材として、経済的価値が見込める事から盛んに植栽が行われました。

※水源涵養 雨や雪などの降水を森林が保持し、ゆっくりと流出させることを言います。そのため、洪水等の災害が減るとともに、地下を通過してゆっくりとろ過されて流水するため、ミネラル分を含んだ、いわゆる「おいしい水」をつくります。

最後に

人の手入れをして管理することが、大事なのですが、今は人手が足りないという問題も生じています。

次回は天然材についてお書きします。

 

私たち田中建築株式会社は、

「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。同じ志を持った協力業者と共にお客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

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