ブログBLOG
2023.02.26
金融機関について②
こんにちは。
おかげさまで創業73年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
アドバイザーで宅建士の増田竜大です。
前回の続きで金融機関についてお書きしたいとおもいます。
信用組合
信用組合も信用金庫と同じ組合員の出資による協同組織の非営利法人ですが、信用金庫が中小企業、個人と業務範囲に制限がないのに対し、信用組合の場合は、原則、組合員を対象とした業務となります。したがって、住宅ローンに関しても、組合員である中小企業や個人事業者の場合は、ほかの金融機関で難しいと判断される案件でも柔軟に対応してくれるという特徴があります。
ノンバンク
ノンバンクは、その名のとおり預金業務を行う銀行ではなく、融資業務のみを専門で行う企業です。ノンバンクの特徴としてほかの金融機関と比較し金利が高いことが挙げられます。ただ、審査で最も重視する点が「担保」にあるので、過小申告の自営業者、過去に延滞履歴のある人など、ほかの金融機関ではまず審査対象外とされる案件でも、担保次第では受けつけてもらうことができます。
ネットバンク
ネットバンクとは、支店や店舗を持たず、業務のほとんどをインターネット上で行う銀行で、今の時代を象徴する「新しい形態の銀行」といえます。ネットバンクの1番の特徴は、何といっても金利の安さにあります。店舗運営費や人件費を抑え、金利の安さを実現していますが、業者の立場から見た1番の問題点は事務て手続きにあります。融資申込みという複雑な手続きをすべてネットと郵送で行うことになるので、追加書類の対応や審査に時間がかかったり、非承認の内容も機械的に伝えるので、ローン担当者と相談しながら進めたい複雑な案件には不向きです。また不動産取引においても、ネット銀行の場合はローン特約を認めないという不動産業者も多いので、注意が必要です。
モーゲージバンク
モーゲージバンクとは、住宅ローンを専門に取り扱う金融機関です。預金を原資として貸出を行う銀行と異なり、住宅ローンを証券化して調達した資金を用いて貸出を行っています。住宅金融支援機構の「フラット35」を最も多く取り扱っているのがモーゲージバンクです。利用者が給与所得者で既存借入れもなく、案件としての個別事情など、特段の説明を要しない案件であれば、計画的に手続きを進められます。逆に、ローン担当者との入念な打ち合わせが必要な案件には不向きです。
労働金庫 JAバンク
労働金庫は労働組合や生活協同組合の組合員、JAバンクは農業従事者の組合員で融資の申し込み要件を満たせば審査はゆるく、好条件で利用することが可能です。共通する特徴は、とにかく組合員の融資に強いという点です。
最後に
2回にわたって金融機関についてお書きしました。これから住宅を購入する方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
私たち田中建築株式会社は、「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。
同じ志を持った協力業者と共にお客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。