ブログBLOG
代表取締役 田中 慎也
2023.12.10
床暖房 VS 無垢フローリング
こんにちは。
おかげさまで創業74年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社 三代目
代表の田中慎也です。
私は家づくりセミナーの中でこんな実験をしています。クーラーボックスの中に保冷剤を入れて、そこに3種類のフローリングを入れておきます。
1つ目は、一般的なお家やアパートなどで使われている合板フローリング。薄い板を接着剤で何層にも張り合わせ、表面に特殊な加工をして、キズが付きにくくしている物です。
2つ目は、無垢のフローリングでサクラ、アカシア、カバザクラなどの広葉樹で硬い木のフローリングです。
3つ目は、無垢フローリングでスギ、ヒノキ、マツなどの針葉樹で比較的柔らかいフローリングです。
この3つを触って比較してもらいます。
皆さんはどんな結果になると思いますか?
少し想像してみてください。寒い冬、アパートなどで廊下に出たとき床がものすごく冷たいなんてことありませんでしたか? そういう経験のある方はおそらく1つ目の合板のフローリングだったからだと思います。
実験の結果はというと、1つ目の合板のフローリングが1番冷たく、次が2つめの広葉樹の硬い木のフローリング、3つ目の針葉樹などの柔らかいフローリングはほとんど冷たさを感じないという結果になります。これは、木の繊維に関係してくるのですが、繊維層の中に多く空気を含んでいるため断熱効果があり暖かくなるのです。
今弊社で作らせていただいているお家は全室無垢フローリングを採用していて、断熱等級も6以上なので床暖暖房は必要ないと考えています。床暖房は確かに快適な設備だと思います。ですが、必ずメンテナンス費用がかかってきます。ボイラー等の交換費用などです。
このように考えると、建てる際に多少お金がかかったとしても無垢フローリングにされた方がトータルコストは必ずお得になると思います。
弊社の基本的な考え方は、トータルコストでなるべくお得な家づくりをすることです。
無垢フローリングはメンテナンスさえしっかりすれば何年でも持つ素材です。また、経年変化を楽しめる素材でもあります。
皆様もトータルコストの考え方で家づくりを検討してみてはいかがでしょうか?
私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。
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