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代表取締役 田中 慎也

2024.09.02

長野市 西和田モデルの制振装置を紹介します!

こんにちは。 おかげさまで創業75年。 
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
 三代目 代表の田中慎也です。

心配された台風も長野にはあまり影響がなくほっとしているところです。

 先日、石川県でリフォーム会社を経営されている方とお話しする機会がありました。今年1月に起きた能登半島地震の復興状況についてです。いまだ復興はあまり進んでおらず、10戸以下の地区では水道や電気は復旧しないとの方針らしいです。

人口が減少し税収が減っている今、ライフラインのメンテナンスにかけられる財源にも限りがあるということだと思います。改めて地震の怖さを痛感しました。 

その中で、住宅会社としてできることはやはり地震に強い家をつくること、災害時にも対応できる家づくりをすることです。 弊社では耐震等級3を標準として設計をしています。これから建てる家は耐震等級3以外のものは建てないと決めています。

また、なるべく太陽光発電システムを載せていただくことをお勧めしていおります。

そうすることで、非常用電源が日中は使えるようになりますので、ある程度の電源は確保できます。 蓄電池については、費用が130万円以上かかってしまうため現在の性能面とコストのバランスを慎重に考えていただくようにしています。

耐震等級3にプラスして制振装置をお勧めしています。 今回建築した西和田のモデルハウスには制振装置 「Evoltz」を採用しています。 「Evoltz」は、木造住宅向けに設計された画期的な技術で、地震時の建物の揺れを効果的に抑えることができます。この装置の最大の特徴は、震度1程度の小さな揺れから動作し始め、大きな地震にも対応できる「バイリニア特性」を持つ点です。この特性により、地震が発生した際、初期の揺れから段階的に制振効果を発揮し、建物に伝わるエネルギーを吸収・分散します。

実際に、従来の耐震技術と比較して、Evoltzの制振装置を導入することで、地震による建物の損傷リスクが大幅に軽減されることが確認されています。

例えば、震度6強の地震が発生した場合でも、Evoltzを装備した住宅は揺れ幅が約30%減少し、建物の耐久性が向上することが実証されています。また、高い耐久性を誇り、何度も地震を経験した場合でも、その効果を維持することができます。100万回の作動耐久試験の実施後も性能はほとんど変わらないという実験結果もあります。

本当に余談ですが、私は車が好きでこの「Evoltz」は私の車と同じダンパーのメーカーが作っています。「BILSTEIN」というメーカです。車がお好きな方ならおわかりになるかもしれません。

田中建築株式会社のおうちに対する一番順位の高い価値観は「安心」「安全」です。これからも、その実現のために日々新たな情報、正確な情報を取り入れ進化させていきたいと思います。

「Evoltz」のホームページはこちらです。

 

 

私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

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