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アドバイザー 齊藤 芙悠子

2024.08.14

本物の木で暮らす喜び ~田中建築の無垢材へのこだわり~

こんにちは。
おかげさまで創業75年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社 
アドバイザーの齊藤 芙悠子です。

私たち田中建築では、「本物の木」である無垢材にこだわった家づくりをしています。木のぬくもりや風合い、そして長い年月をかけて育つ自然素材が、家族の暮らしに深い安心感と快適さをもたらします。今回は、意外ときちんとは知らない?無垢材と集成材の違いをお伝えしながら、本物の木の家で暮らすメリットについて詳しくご紹介します。

1. 無垢材とは?集成材との違い

「無垢材」とは、一本の木から切り出された天然の木材を指します。木の「芯」の部分を使用するため、自然の強度と美しさを最大限に活かしています。対して、「集成材」は、木片を接着剤で貼り合わせたもので、加工のしやすさやコスト面でメリットがある一方、長期的な耐久性や自然の特性には劣ることがあります。田中建築では、構造に関しては無垢材にこだわり、柱には集成材を一切使用していません

特に、私たちが使う長野県産のスギやヒノキは、寒冷地でゆっくりと成長するため、年輪の幅が狭く、目が詰まっているとされています。このため、木材としての密度が高く、強度に優れていると考えられます。これが、長野の自然が育む木材の特性です。

2. 木材の強度と耐久性

ヒノキは、伐採後に強度が増す特性を持ち、200年後には約30%も強くなると言われています。また、スギも非常に優れた耐久性を持っており、特に長野の厳しい気候で育った木は、寒冷な環境に耐える強さを持っています。昔から、家を建てる土地で育った原料木は、家になった後も気候風土に合っているので、丈夫な家が建つと言われています。

無垢材の長期的な強度と耐久性を活かした家づくりが、家族の安心を支える基盤となります。安全と安心は、私たちの家づくりのいちばんの優先順位です。また、地元の県産材を積極的に使用することで、地元の森林資源の活用と新しいサイクルを支援しています。

3. 木材の断熱性で快適な住空間を実現

無垢材は、繊維の中に空気を多く含むことで自然な断熱効果を持ち、冬は暖かく、夏は涼しく保つことができます。特に、私たちが使用するスギは、その断熱性が非常に高く、エネルギー効率の良い住空間を実現します。私たちは基礎断熱・ダブル断熱で断熱等級7(一番よい)に近い断熱性能の家を作っていますが、実は木材もそれを応援してくれる素材なのです。田中建築の家は、長野の厳しい冬でも快適な室内環境を保ちながら、光熱費を抑えることができる性能を有しています。

4. 県産材へのこだわりと企業努力

田中建築が使用する長野県産の木材は、伐採から運搬まで多くのコストがかかるため、価格が高くなる傾向にあります。また、建築材料も、価格上昇に歯止めがかからないような状況です。しかし、私たちは年間棟数を確保することで仕入れ条件を改善し、さらに常設のモデルハウスを持たない事務所の家賃を抑えるなどの企業努力を通じて、品質の高い家をできるだけリーズナブルな価格で提供できるよう、努力をし続けています。地元の木材を使うことで、地域に貢献しつつ、お客様に無理のない予算で理想の住まいを提供することを目指しています。

5. 無垢材がもたらす健康と快適な暮らし

無垢材は、フィトンチッドという成分を放出し、抗菌効果やリラックス効果をもたらすため、家族全員が健康的に過ごせる空間を提供します。特にアレルギーやアトピーを持つお子さんにも安心できる素材です。無垢材ならではの自然な香りと快適さが、日々の暮らしを豊かに彩ります。


 

私たち田中建築株式会社は、「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に、お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

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