ブログBLOG
家づくりのこと
2024.10.05
地盤改良工事レポート②まとめ
こんにちは。
おかげさまで創業75年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
アドバイザーの齊藤 芙悠子です。
前回は新築工事現場の「地盤改良工事」を見学した様子をレポートさせていただきました。
安心して暮らせる家を建てるために、地盤によっては必要不可欠な改良工事。
建築予定のお家の、敷地の中での配置(土地のどの場所に建てるのか)と構造(どこにどんな柱を立てて家を作っていくのか)に厳密に対応する位置に、強化のための工事をしていくのだということを知り、大きな重機で細やかな作業が求められる、職人さんの技術力や注意力、細やかさが必要なのだということを感じ頭が下がる思いでした。
また、もうひとつ印象的だったのが、一見ラフに見える作業ですが
ポイントごとにしっかりと赤外線機器を使って水平確認をしながら進められていくこと。
細やかに丁寧に、お家のまさに「土台」となる地面から、水平が採られていることを知りました。
土台敷きでも、どの作業でも、大工たちが水平をとても丁寧に確認して作業をすることは
これまでに見てきていたのですが、その全ては、この改良工事がまさにベースになるということ。
細やか、ということにあまり自分自身縁がない私には、卒倒しそうなほどの敬意を感じる手作業で
40ヶ所ほどもある改良ポイントの水平が作られて行っていました。
正直なところ「そこまでしないといけないのか」と感じるほどだったのですが、
改良ポイント移動のために現場に急行してくださったキャピタルウッズの責任者の方のお話を聞き、
「そこまでしないといけない」ことがわかりました。
実は人間の平衡感覚というのは非常に繊細にできているのだそうで、
たとえば0.29°という、数値だけ見ると、感じ取れるの!?という小さな値の傾きでも
傾いていることを体は認識するのだそうです。(そして、家そのものには窓にすき間が生じてガタガタするなどの症状が発生するそうです)
0.6°くらいまで傾いてしまうとめまいや頭痛などの症状がおこり、健康に暮らし続けることは難しい状態になってしまうこともあるそうです。こういった現象は、一般的には地震などによる地面の液状化現象が発生した場合に起こることが多いそうですが、家の水平がしっかりと取られているということは必須で重要なことなのだと教えていただきました。
地盤改良工事は、万一の地震の際の液状化現象も防止してくれますし、しっかりと水平がとれる新築工事の大切な土台を作ってくれる、重要な工事なのだということを理解することができました。
私自身はまだまだ、家づくりそのものについて知らないことばかりです。
わからないことをひとつずつ、正しく理解してご紹介できるように、現場に通って勉強し続けたいと思います。
※お客様へのご説明は、何でも知っている弊社代表田中と一緒に行っています。
何でも聞いていただき、不安や疑問なしのお家づくりを進めて参りましょう!
ご安心くださいませ!
私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。
この記事は、現場で施工業者さまから教えていただいた内容をもとに、日本建築学会さまの以下のURLを参考に書いたものです。
http://news-sv.aij.or.jp/shien/s2/ekijouka/health/index.html
関連ブログ
-
アドバイザー 齊藤 芙悠子
NEW
2024.11.15
移住してお家を建てる!ってどんな感じ?と思っているあなたへ
こんにちは。おかげさまで…
-
2024.11.07
素材にこだわる木の家 研修に行ってきました
こんにちは。おかげさまで…
-
2024.11.06
寿司屋の大将はネタの産地を知っているが・・・。
こんにちは。 おかげさま…
-
2024.10.17
地盤改良工事レポート② お家にとっての水平の大切さ
こんにちは。おかげさまで…
-
2024.10.16
長野で家の配置を考えるときのポイント。
こんにちは。 おかげさま…
-
2024.10.11
長野の窓からの景色を毎日楽しむ 自由設計の家の喜び
こんにちは。おかげさまで…
-
2024.09.30
景色の悪い場所には窓をつくらない方がいい理由とは?
こんにちは。 おかげさま…
-
2024.09.27
地盤改良工事レポート①
こんにちは。おかげさまで…