ブログBLOG

広報 中山 聖子

2024.10.09

無垢材フローリング施工のこだわり

こんにちは。 おかげさまで創業75年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
広報 中山聖子です。

田中建築では自然素材の無垢フローリングを標準仕様としています。
無垢材のフローリングは、自然素材ならではの温もりや独特の質感を持ち、時間とともに風合いが増すため、長く使うことでさらに愛着がわくのが特徴です。
使うほどに味わいが増し、家族の暮らしとともに年月を重ねていくこの素材には、確かな技術と丁寧な施工が求められます。
今回は、無垢材フローリングの施工現場に行って、中曾根棟梁に施工について教えてもらいました!

まず、施工前の準備として重要なのが床面の清掃です。施工エリアに木くずやホコリが残っていると、床材がしっかりと密着せず、仕上がりの精度に影響を与えてしまいます。そのため、施工前に現場を丁寧に清掃し、床面をきれいに保つことは非常に大切です。この基本的なステップをしっかり行うことで、後の仕上がりに違いが生まれます。

次に行うのが、無垢材を現場の気候に慣れさせる『慣らし』です。無垢材は湿度や温度の変化に敏感な自然素材であるため、施工する環境に慣らすことで、反りや割れを防ぐことができます。このステップにより、無垢材はその環境にしっかりと順応し、長期間にわたって美しい状態を保つことが可能になります。

続いて行うのが『割付』です。割付とは、フローリング材をどのように配置するかを決める作業で、木目の流れや節の位置、全体のバランスを考慮しながら進めます。これにより、フローリング全体が美しく統一感のある仕上がりとなり、無垢材の自然な風合いを最大限に活かすことができます。

次に、専用のボンドを床材に塗布し、『さね』(tongue and groove)を用いて床材同士を噛み合わせていきます。このさね加工により、床材は隙間なくぴったりと合わさり、しっかりと固定されます。床材同士を少しずつ叩いて隙間を詰め、さらに精度を高めていくことで、美しく安定したフローリングが完成します。最後に、床材をしっかりと固定することで、長期間にわたって耐久性が保たれるよう工夫されています。

施工が完了した後は、床材を保護するために養生シートを丁寧に敷きます。無垢材は傷がつきやすいため、施工後の作業や家具の移動などで床材が損傷しないように、しっかりと保護することが重要です。養生により、引き渡し時には床材の美しさが保たれ、完璧な状態でお客様にお届けすることができます。

無垢材フローリングは、単なる床材ではなく、暮らしの中で家族とともに成長し、深みを増していくものです。私たちの施工チームは、無垢材の特性を最大限に活かし、細部までこだわった丁寧な施工で、住まいに長く愛される価値を提供します。自然の温もりを感じられる空間を、お客様に安心してお届けするために、確かな技術で仕上げております。

 

私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。

それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です

一覧に戻る