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アドバイザー 齊藤 芙悠子

2024.10.17

地盤改良工事レポート② お家にとっての水平の大切さ

こんにちは。
おかげさまで創業75年。
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社 
アドバイザーの齊藤 芙悠子です。

先日、田中建築の新築工事現場で「地盤改良工事」を見学した作業の様子をレポートさせていただきました。
今回は、当日学んだこの工事の大切さについて、書かせていただきます。

見学していてとても驚いたのは、一見ラフに見える大型重機・バックホーによる作業ですが
ポイントごとにしっかりと赤外線機器を使って水平確認をしながら進められていくこと。
その後手作業で地面を水平にならしていく作業もあり、非常に細やかに丁寧に、お家のまさに「土台」となる地面から水平が採られていることを知りました。
(土台敷きでも、どの作業でも、大工たちが水平をとても丁寧に確認して作業をすることは
これまでに見てきていました。)

なぜそんなにも、水平が大切なのか?

当日、改良ポイントの変更というハプニングが発生したために、現場に急行してくださったキャピタルウッズの責任者の方から
ありがたいことに教えていただくことが出来ました。

お家が水平でない=傾いていると、何が起こってしまうのか?
実は、傾きがあると①扉や窓がちゃんと閉まらない②隙間風が入ってくる③物が転がってしまうなどの建物そのものの不具合はもちろん、
0.29°という小さな傾きから人間の体は傾きを感じ取り、めまいや頭痛、浮遊感などを感じる異変が発生することがあるのだそうです。(感じ方や、影響が出る傾きの度数はひとによって変わってくるそうです。)
健康に暮らすために、水平が取れていることは必須の要素だったのです!
土台に始まり、基礎の一か所一か所、柱の一本一本ごとに水平が測られている理由に深く納得しました。

ちなみに通常、このような傾きは地震などでの建物被害だったり、液状化現象などによる地盤沈下で発生してしまうことが多いそうです。

この現場では2日間の丁寧な作業で、地盤強化が進められました。
しっかりと水平も取れ、地盤沈下の心配のない土台に、これから基礎工事が進められていきます。
ひとつひとつの工程に、丈夫で安心して暮らせる家を建てる、大切なポイントがあるということを思いながら
またひとつずつ、勉強していきたいと思います!

※このページは現場での施工業者様からのご説明をもとに、日本建築学会様の以下のページを参考にして書きかせていただきました。
http://news-sv.aij.or.jp/shien/s2/ekijouka/health/index.html

私たち田中建築株式会社は、 「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。
それを実現するための方法は、生涯に渡るお金の計画を立て実行すること、
自然素材を使ってデザインされた高性能な木の家を建てることだと信じています。
同じ志を持った協力業者と共に お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

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