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代表取締役 田中 慎也
2018.04.08
家相って何?避けるべき間取りについてご紹介します!
こんにちは。
おかげさまで創業71年
自然素材の木の家専門店 田中建築株式会社
三代目 代表の田中慎也です。
皆さん、家を建てるときに何を気にされますか。
雰囲気やデザインも大切ですが、運気のいい間取りにすることも大切ですよね。
そこでよく耳にするのが「家相」というものです。
しかし、家相についてよく知らない方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は家の運気を左右する「家相」についてお伝えします。
□日本独自に発展した「家相」とは
家相とはもともと環境学の一種で、中国から入ってきた考え方です。
名前だけは、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
家相という考え方を用いて、家の方角や間取りの組み合わせで、その家の運気を上げるか下げてしまうかを鑑定していきます。
日本での家相は、江戸時代に日本人の生活ににあった形で発達しました。
中国からやってきたものではありますが、日本の畳文化に合わせて日本独自の発展を遂げてきたようです。
*家相と風水や占いとの違い
日本においての「家相」は、民族の信仰や陰陽道の影響を受け、畳を使用している日本家屋に適した形に変化した環境学のことです。
「風水」も同じように中国から伝わってきました。
こちらは、衣・食・住の様々な観点から、運気を上げるもので、気候や土地などから発生する自然エネルギーを上手く取り入れることも特徴だと言えます。
そして、家相や風水と似た「占い」というものが存在します。
占いには、様々なものが存在するので、なかなか説明するのが難しいです。
しかし、占いは「未来」を予言するのに対して、家相や風水は「今の状況」を改善するものとして生活に取り入れられてきたようですね。
今の状況を、間取りなどに限定して運気を上げていくものが「家相」だと言えます。
□避けた方がいい鬼門・裏鬼門という方位とは
運気を上げる方法を知ることも大切ですが、逆に悪い家相を知り、運気が下がることを避けることも大切です。
いい方位とは逆に、凶とされている「鬼門」「裏鬼門」というものがあることをご存知でしょうか。
鬼門は北東、裏鬼門が南西になり、水回りや火が出る設備の設置は避けた方が良いと言われています。
具体的にさすと、鬼門は「家の中心からみて北東45度と南西45度」の範囲です。
水や空気を汚すもの、例えば浴室やトイレは避けた方が良いとされています。
また、鬼門・裏鬼門について考えるときは、玄関の位置にも注目しましょう。
家相によると、運気は全て玄関から入ってくるとされています。
そのため、鬼門や裏鬼門を結んだライン上に玄関を配置してしまうと、そこから悪い運気を招き入れかねません。
玄関を設置する際は、鬼門・裏鬼門を考えて配置してみてください。
□中庭やコの字の形状
玄関やキッチンの位置を考えたら、次は家の形状にも着目することをおすすめします。
車をおくスペースを作るために、「コの字の設計もいいな」とお考えの方、また、中庭を作り、ロの字の形状にしたいという方もいらっしゃると思います。
家相では、家の中心というのはとても大切な場所だといえます。
家の中心を外に作ってしまうと、「軸のない家」となってしまい、安定せず、変化が多くなり、落ち着いた生活ができないかもしれません。
また家相では、家の形を体と置き換えるという考えもあります。
家の中心がないと、体の中心である内臓に問題を抱えてしまうかもしれません。
コの字や中庭があるロの字の形状にしようとお考えの際は気をつけてください。
*良い家の形状とは
避けるべき住宅の形状はわかりましたが、逆に良いとされている形状はどのようなものでしょうか。
答えは、「張り出しを設けた形状」です。
出しすぎるといけませんが、程よい「張り」は良い効果を持つと言われています。
また、北が程よく出っ張っている形のことを「北張り」と言います。
北張りだと人間関係が円滑に進み、良い出会いに恵まれるそうです。
□玄関近くにあると運気が下がってしまうものとは
玄関は、人の出入が多く重要なポイントです。
来客から見える玄関が、あまり良くない家相であれば、来客からのイメージも悪くなってしまう可能性もあります。
先ほど、玄関も鬼門や裏鬼門のラインを外せばいいと説明しましたが、他にも気をつけるべきポイントがあるのでご紹介します。
玄関で注意すべき点は「すぐに階段が見えてしまわないこと」です。
螺旋階段よりも、真っ直ぐな階段の方が、外からきた運気が全部階段から登っていってしまうので、良くないとされています。
また、来客者と階段を登るとき、真っ直ぐな階段だと、来客者にお尻を向けながら階段を上ることになるので、与える印象も悪いかもしれません。
階段の位置や形にも気をつけ、家族が暮らしやすい間取りになるように設計することをおすすめします。
□まとめ
間取りや方位、様々な注意するポイントがあるので、家を建てる際の参考にしてください。ただ、家相を気にしすぎるとデザインが悪くなったり、生活がしずらい部分が出てくるときもあります。
どこまで気にするかはお客様によって様々ですが、住みやすく、無理のない家づくりをすることをおすすめいたします。
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