家づくりへの想いMESSAGE
三代目社長 田中 慎也
二級建築士
一級建築施工管理技士
住宅ローンアドバイザー
こんにちは。
田中建築株式会社 三代目 代表の田中慎也です。
ホームページをご覧いただきありがとうございます。
私たちの家づくりについて、少しお話をさせてください。
実は私は、最初にお客様とお打ち合わせをするとき、家の話をほとんどしません。なぜかというと、「いい家」を建てたからと言って、幸せになれるとはかぎらないからです。
ご家族が幸せに暮らすためには先ず、生涯に渡るお金の計算をしっかりとし、ランニングコストがかからない家の性能を確保し、お客様の価値観にあったプランニングやデザインにすることが「幸せな家づくり」だと私は考えています。ですので私は、家を建てるだけではなく、そこで暮らすご家族が「生涯、快適で豊かな暮らしをするための提案をトータルでしている」と思っています。
私には2人の娘がいます。2人ともアトピー体質で、手や足をいつもポリポリかいています。そのせいで、手や足は傷だらけ。
やはり直接触れるものは、自然素材で出来たものがいいなーと思います。
そして、娘が将来自分の夢や志を持って、生き生きと人生を歩んでほしいと願っています。そのためには家計も含め、いい家庭環境で子育てをしないとならないと考えています。
そんな思いから、弊社の家づくりは自然素材を多く使った、本物の木の家にこだわっています。また、私と同じように子育てをされているお客様には、家計の見直しを含めてトータルでお手伝いをさせていただいております。今後も私の持っている知識、技術、全国に広がるネットワークすべてでサポートし、「しあわせ」のお手伝いをさせていただきたいと思っておりますし、そのことが私の使命だとも思っています。
ここ数年で家づくりに使う材料すべてが高騰しています。また、国から求められる家の性能も上がっていることから、家の値段は大幅に値上がりしています。
そんな中、私は建築のプロとしてまず無理のない資金計画をしっかりと立てること、数値的根拠に基づいてお話しすること、補助金の情報や保証に関することを丁寧にわかりやすくお伝えするように心がけています。その家づくりが、何年もたった後必ずお客様の幸せにつながると思うからです。そうした基盤があって、はじめて安心して楽しい家づくりが出来ると思います。
私は、自分の建てた家には生涯責任を持つという覚悟があります。お客様とも生涯のお付き合いをしたいと考えています。
ですから、お客様に「なんかこの工務店よさそうだなー」と思っていただいて、私たちも「このお客様のために一生懸命家づくりのお手伝いをしたいなぁ」と思える出会いを大切にしています。
家づくりは、一筋縄ではいきません。様々な障害もあるかもしれません。お客様ご自身も時には悩み苦しむこともあるかもしれません。
ですが、私たちが全力でサポートし信頼できる職人さんたちとともに、「世界にたったひとつの、想いのつまった家づくり」をさせていただければと思います。それが、注文住宅で叶える家づくりの醍醐味だと私は思います。
私も、まだまだ努力をしないといけません。「家づくりをお願いしてよかった」と心から言っていただける工務店を目指し、スタッフ、自社大工、協力業者さんと共に精進してまいります。
田中建築株式会社 三代目 田中慎也
先代の想い
初代
田中 竹男
大工
10代から培ってきた技術でこの地に恩返し
大工として成長することが、
地元への恩返しに
なると思って働いてきた
私は貧しい家の6人兄弟の長男として育ちました。父は、とても頑固な鎌鍛冶職人。その父に「おまえは大工になれ」と言われ、大工の棟梁に弟子入りしました。14歳の時でした。
本当に厳しかった6年間の修行を経てなんとか独立しましたが、戦争もあり、大きな仕事がいきなり来るわけがありません。建築に関するあらゆる仕事を引き受け、身を粉にして働きました。その後「もっと大きな仕事がしたい」「家族を楽にしたい」、そんな思いで単身上京。妻子を残してがむしゃらに働き、家には年に数回しか帰れませんでした。それでもがんばれたのは、培った技術を地元に持ち帰り、地域の皆さまのお役に立ちたいとの思いからです。
それから50余年。生まれ育ったこの地域に貢献するために、常に向上心をもってよりよい家をつくり続けてきました。これからも息子や孫に、この想いをつなげていってほしいと思っています。
享年96歳
二代目
田中 静夫
二級建築士、大工、現・取締役会長
技術力に建築士としてのプランニング力を
技術力に
プランニング力を加えて、
ご家族の夢を形にして
差し上げます
父の背中を見て育った私は、早い時期から将来は大工になると心に決めていました。中学校卒業後、父の兄弟弟子のもと、修行を始めました。住み込みで働き、朝は廊下の雑巾がけから、夜は道具の手入れ、現場には自転車で通いました。他の弟子達に負けじと必死に努力しました。そんな厳しかった修行を経て、父のもとで働くようになりました。
当時はお客様の方から「家を建ててください」と頼まれるような時代でした。ところがある時、父から「いずれ大工の技術だけでは家は建たなくなるぞ」と言われ、げんのうで頭を殴られたようなショックを受けました。そうです、時代は画一的な間取りの住宅でなく、住まい手の求める生活をプランできる設計力が求められていたのです。どんなに技術力があっても、棟梁がお仕着せの家をつくるだけでは注文が途絶えてしまう。資格者(建築士)が監理する家づくりが求められ始めていました。
私も昼は現場の大工仕事をしながら、夜は学校で設計について必死に勉強しました。そのかいあって、二級建築士の資格を1回で取ることができました。
大工の技術・経験、そして建築士の知識の両面から仕事ができるようになって、お客様の満足もより大きなものにできました。これからも安心して暮らせる家、家族の憩いの場となる空間、そして、何よりお客様との絆を大切に仕事ができればと思っています。